【最短合格期間】独学で土地家屋調査士・測量士補に受かるのに必要な勉強時間・期間は?
土地家屋調査士に合格するためには、かなり長い時間を勉強に費やす必要があります。
しかし、学習を進める方向を間違って不合格となれば、そのすべてが無駄になってしまいます。
ただガムシャラに勉強をするのではなく、最短合格に必要な勉強時間や勉強方法を精査して、効率的な受験対策をとる必要があります。
- 独学最短合格に必要な勉強時間
- 独学の科目別の勉強順とは
- 独学で土地家屋調査士に最短合格する人の学習期間
- 社会人が独学で合格するためにはスケジュール作りが必須
- 空き時間を有効活用する勉強法
- 土地家屋調査士を独学で目指すなら「動画講義」がおすすめ
独学最短合格に必要な勉強時間
土地家屋調査士に合格するのに必要な時間は最短で約600時間だと言われています。
もっと短期間で「200時間で合格!!」という話もありますが、それは土地家屋調査士の受験前に他の法律系資格(例えば司法書士)を勉強した人の話。
法律系の国家資格を始めて受験する方は、やはり最短でも600時間は必要です。
なので、スキマ時間やコマ切れの勉強時間も含めて、
少なくとも600時間は確保する計画を立てましょう。
独学の科目別の勉強順とは
もちろん単純に600時間だけ机に向かって勉強すれば良いなんて話ではありません。
ポイント
重要科目を第一に学習するのが試験対策の基本中の基本です。
その「重要科目」とは、「出題数が多くて、試験全体の核となる得点源になりやすい科目」です。
逆に言えば、「絶対に落としちゃいけない科目」でもあります。
土地家屋調査士試験のポイントは「不動産登記法」
試験 |
科目 |
配点 |
合計 |
---|---|---|---|
択一式
計20問 |
7.5点 3問 |
50点 |
|
40点 16問【80%】 |
|||
2.5点 1問
|
|||
記述式 (不動産登記法に関するもの)
計2問 |
土地に関する出題 |
25点 1問 |
50点 |
建物に関する出題 |
25点 1問 |
|
出題形式
|
満点
|
基準点(令和元年)
|
合格点
|
午前の部
|
択一式
|
60点
|
30.0点
|
72.0点
|
記述式
|
40点
|
35.0点
|
||
午後の部
|
択一式
|
50点
(20問)
|
35.0点
(14問)
|
81.0点
|
記述式
|
50点
|
33.5点
|
つまり、土地家屋調査士試験は「不動産登記法」でいかに得点できるかが最重要ポイントなのです!!
初学者は必ず「不動産登記法」→「民法」の順番で勉強しよう
あなたが司法書士のような法律系資格の勉強をしたことがない場合は、必ず「不動産登記法」を先に勉強してください。
先に指摘したように、不動産登記法の出題数が多く、この試験全体の核になる必須科目だからです。
択一式だけでなく、記述式においても、不動産登記法の理解や全体の手続の流れを押さえていないと回答できない問題になっています。
最短合格を目指すならば、学習の初期にこそ「試験全体の核になる科目」=「不動産登記法」を勉強しましょう。
そして、なるべく早い時期に合格基準点に達する自信を得るべきです。
この自信が最後まであきらめない力を生み出し、長期にわたる受験勉強の挫折防止につながります。
なので、「不動産登記法」→「民法」の順番で勉強していきましょう。
独学で土地家屋調査士に最短合格する人の学習期間
「半年くらい勉強すれば土地家屋調査士試験(午後の部)に合格できますか?」
という質問は多いですが、
率直に言ってこれはナンセンスな質問です。
1日5分だけの勉強をダラダラと2年以上続けても合格できないし、
1日16時間の勉強を1ヵ月間だけ必死に頑張って見事合格することもあり得ます。
すべては、あなたの勉強量で決まります。結局は自分次第なんです。
ただ、先に解説した通り、最短合格に必要な勉強時間は、少なく見積もっても約600時間です。
合格に必要な勉強量が600時間だと仮定し、あなたの学習期間を計算していきましょう。
試験まで10か月以上
試験日が10月の第3日曜日なので、受験する年の1月までに学習を開始するケースです。
600時間 ÷ 10か月
= 60時間/月(2.0時間/1日)
毎日2.0時間勉強すれば合格できる計算ですね。
なお、上記の計算は平日休日関係のない、1日当たりの勉強時間です。
休日に多めに勉強することで更に期間を短くできますね。
試験まで半年~8カ月
試験日が10月の第3日曜日なので、受験する年の4月春頃に学習を開始するケースです。
600時間 ÷ 6カ月
= 100時間/月(3.3時間/1日)
月あたり100時間(3.3時間/1日)となると、おのずと勉強中心の生活になります。
スキマ時間やコマ切れ時間にも勉強する必要があります。
今の時代、いつでもどこでも勉強できる「動画講義」があるので、
働きながらのスキマ時間であっても質の高いインプットができます。
試験まで3か月
試験日が10月の第3日曜日なので、7月中に土地家屋調査士試験受験案内が発表されて願書を出す時期に勉強を始めるケースです。
(この時期には、すでに測量士補試験は終わっています。)
正直、これは厳しいと言わざるをえませんね。
600時間 ÷ 3か月 = 200時間/月(6.6時間/1日)
1日に6.6時間も勉強するとなると、睡眠時間を削って勉強することになりかねません。
大学生の夏休みなどの長期休暇や、休職中の方なら可能かもしれませんが、オススメはできません。
試験までこれくらいの期間しか残されていない場合、翌年度の受験も考えておくとよいでしょう。
ただ、翌年まで時間があるからと言って、いま意欲があるのに何もしないのではツマラナイですよね。
仮に合格可能性が低くても、実際に会場で本試験を受ければ、よい経験になるでしょう。
何事も興味があるときに勉強すると、吸収も早く身に付きやすいですしね。
社会人が独学で合格するためにはスケジュール作りが必須
社会人が独学で土地家屋調査士に受かるにはスケジュール作りが必須です。
きちんと予備校に通うのならば、特に管理をしなくても授業スケジュールとおりに勉強していけば問題なく合格できるでしょう。
予備校は生徒を合格ラインに乗せるために、必要な授業スケジュールと勉強量を管理していますから。
(2020年4月現在、コロナウイルスの影響で日本全国に緊急事態宣言が出され、予備校通学は厳しい状況が続いています。)
ただ、独学で目指す場合はそうはいきません。
ただガムシャラに勉強して合格できるのは、時間に余裕のある学生時代までです。
社会人として働いていれば、まとまった勉強時間は取れませんよね。
ポイント
・毎日19時から2時間は勉強するつもりが、残業が続いて時間がとれない、、、
・休日にまとめて勉強するつもりが、急に予定が入ってしまって、、、
社会人なら、こんなことは日常茶飯事でしょう。
それでも土地家屋調査士に最短合格するためには、
これまで紹介してきた「重要科目を抑えた勉強」「勉強する科目の順番」が大切になります。
「重要科目を抑えた勉強」「勉強する科目の順番」をわかった前提で、
さらに社会人が独学で最短合格するための重要ポイントをもう1つ上げておきます。
(じつは、コレが一番重要かも)
それは「空き時間を有効活用する勉強法」です。
空き時間を有効活用する勉強法
土地家屋調査士に合格したければ、休日の勉強だけでは足りません。
平日にもしっかり勉強する必要があります。
でも、机に座って勉強できる時間なんて取れませんよね?
そもそも一日の仕事を終えて消耗した状態だと、机に向かうだけでも苦しいでしょう。
なので、社会人が資格試験に最短合格するなら、机の前に座る苦労を最小限にするため、「空き時間」に勉強するのがベストな方法です。
「通勤時間」
「昼休み」
「移動時間」
これらの時間を上手く活用できれば、忙しい中でも勉強時間が確保できます。
しかし、これらの空き時間で勉強しようとしても紙のテキストだとなかなか上手く勉強できないことが多いです。
満員電車だったらテキストを開いていられないですし、
そもそも、いつもテキストを持ち歩くのって面倒なんですよね。
書籍テキストって以外と重いんですよ。
これらを全て解決してくれるのが「動画テキスト」です。
土地家屋調査士を独学で目指すなら「動画講義」がおすすめ
最近は「アガルートアカデミー」をはじめとして、動画によるテキストが増えています。
スマートフォンが普及したことで、勉強スタイルが大幅に広がったからです。
空き時間に勉強ができるので、平日でも勉強時間を確保できます。
いつでもどこでも質の高い勉強ができてしまうのです!!
いまなら無料で体験講義を受けられるので1度受講してみましょう。
簡単なので体験講義を試すことをおススメします。
「動画講義」が初めてという方は、その便利さに驚かれると思います。
倍速再生や巻き戻しもできますからね。
使い方によっては、生の授業より「動画講義」のほうが効率的です。
お金を気にする方も、予備校に通学するよりもかなり安く始められるので、独学で試験勉強をするなら確認してみてください。
スマホ、タブレット、PCがあれば、今すぐ簡単に動画講義を見れます!!
↓動画テキスト3選はこちら↓
tochikaokuchosashi.hatenablog.com
測量士・S
わたくし「測量士・S」は、
測量業界に転職する際に測量士補を取得した後、
激務といわれる現場で働きながらも難関である測量士を取得しました。
この経験を活かし、独学合格するためのノウハウを公開します!!
現在サラリーマンとして働きながら、土地家屋調査士で独立開業計画進行中!!
さらに知りたい情報があれば「お問い合わせ」から連絡いただければ記事を書きます!!
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