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【本当の難易度】受験前に知っておきたい!土地家屋調査士・測量士補の合格率と本当の難易度

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難関資格と言われる「土地家屋調査士」。

 

調査士になりたいと思っても、合格率が約8%〜9%と知ると、大半の人は途中であきらめてしまいます。

本当は、ぜんぜん悲観する必要はなさそうなんだけど。。。

 

 

本記事では、表面的な難易度や合格率ではなく、

土地家屋調査士試験の本当の難易度や合格可能性を分析します。

 

 


 

勉強時間からみる土地家屋調査士測量士補試験の難易度 

 

土地家屋調査士試験の合格に必要な勉強時間

 

土地家屋調査士試験合格に必要な勉強時間は、最短で約600時間といわれています。

 

土地家屋調査士を目指す受験生の中には、同じ法律系関連資格「司法書士」を取得する人もいます。

 

司法書士は平均勉強時間が3,000時間も必要になる超難関資格。

受験にはそれなりの覚悟が必要です。

 

ただ、土地家屋調査士の学習範囲の中に司法書士の試験範囲もかなり含まれています。例えば「不動産登記法」がその典型です。

 

なので、仮に600時間で土地家屋調査士に合格した人が司法書士を目指す場合、3,000時間もの勉強時間は必要なく、もっと短期間で合格できるでしょう。

 

実務において、土地家屋調査士司法書士は互いに密接に関連する登記業務を行う仕事ですし、

司法書士を目指す人は、まずは土地家屋調査士から勉強して合格を狙うこともあり得ます。 

 

測量士補試験の合格に必要な勉強時間

測量士補試験合格に必要な勉強時間は、最短で約50時間もあれば十分です。

 

三角関数などの数学知識が必要なので、その知識があるかどうかで勉強時間も変わってきます。


三角関数が分からないという人は、プラス30時間もあれば問題ありません。

この場合は、50+30=80時間となります。

 

過去のデータからみる土地家屋調査士測量士補の難易度と合格率

 

土地家屋調査士試験の受験者数・合格率

 

年度

受験者数

合格者数

合格率

H22

5,643人

471人

8.35%

H23

5,056人

390人

7.71%

H24

4,986人

418人

8.38%

H25

4,700人

412人

8.77%

H26

4,617人 

407人

8.82%

H27

4,568人

403人

8.82%

H28

4,506人

402人

8.92%

H29

4,600人

400人

8.69%

H30

4,380人 

418人

9.54%

 令和元年

4,198人

406人

9.67%

 

土地家屋調査士試験の受験者は、年々減少していますが、それに比べて合格者は約400名と一定の数を出しています。

 

そのため、合格率は上昇しています。
 
少子高齢化の影響により、新規受験者数の減少と高齢化した調査士の引退は加速します。よって、この合格率の上昇傾向は今後も続くでしょう。
 
これから土地家屋調査士試験の勉強を始める人はチャンスですよね!!
 
あきらめずに学習を続けてさえいれば、難易度が年々やさしくなる可能性があるのですから。
 

 

測量士補試験の受験者数・合格率

 
年度
受験者数
合格者数
合格率
H21
10,520人
2,704人
25.7%
H22
10,387人
2,757人
26.5%
H23
10,233人
2,192人
21.4%
H24
10,551人
4,289人
40.7%
H25
10,596人
2,248人
21.2%
H26
11,118人
4,417人
39.7%
H27
11,608人
3,251人
28.0%
H28
13,278人
4,767人
35.9%
H29
14,042人
6,639人
47.3%
H30
13,569人
4,555人
33.6%
令和元年
13,764人
4,924人
35.8%
 
測量士補試験の受験者は、やや増加傾向にありますね。
 
受験者数に関係なく、
18問/28問正解で合格という絶対評価で合格者を決めているので、その年の試験問題の難易度によって合格率はやや変動しています。
 
絶対評価の試験なので、
受験する年の受験生全体のレベルが高くても、合格点が高くなることはありません。
 

 

土地家屋調査士測量士補試験の特徴

 

土地家屋調査士試験の特徴

土地家屋調査士試験の筆記試験は,午前の部と午後の部に分かれています。

 

それぞれに基準点が設けられており、これに到達しない限り合格できません。
 
 
 
出題形式
満点
基準点(令和元年)
合格点
午前の部
測量士補で免除
多肢択一式
60点
30.0点
72.0点
記述式
40点
34.0点
午後の部
不動産登記法が8割以上
多肢択一式
50点
32.5点
81.0点
記述式
50点
33.0点

 

例年、両方の部で合格点を出す受験生は非常に少数となっています。

ただ,測量士補等の資格を有していれば午前の部の免除を受けることができます。

 

なので、
まず「測量士補」に合格して午前の部の免除を受けましょう。
 
なぜなら、
測量士補試験は過去問をマスターするだけで簡単に合格できるからです。その理由は次に解説します。
 
 

もう一方の午後の部では、多肢択一式(20問)記述式(2問)ともに不動産登記法の理解が必須となります。

なので、「不動産登記法」をまず優先して学習します。

 

 

測量士補試験の特徴

 

 

測量士補試験は絶対評価で合格者を決めています。

 
測量士補試験の重要ポイント
 
 28問中18問取れれば必ず合格です。
 
受けた年の試験が簡単でも難しくても18問以上取れれば合格です。
 
司法書士宅建士のような相対評価で合格者を決める試験の場合、
他の受験生が得点できない問題を解けないと、他と比べて高得点にならないので合格できません。
 
しかし、絶対評価で合格者を決めている測量士補試験は、落としちゃいけない問題をしっかり取れれば、他の受験生に関係なく合格できちゃうんです!!
 
 落としちゃいけない問題とは「過去問の類題」です。
 
過去問に似たような問題が、毎年のように多く出題されます。
これに正解するだけで合格ラインの18問以上得点できるのです。
 
なので、測量士補試験に最短合格するなら、
「18問取るために必要な勉強」→「過去問を繰り返してマスター」すれば良いのです。
楽勝ですよね!?
 
さらに、近年では合格率9割超えの最短最速合格講座があり、しかも合格した場合には受講料キャッシュバックなんて制度があるんです!!
 
コレ、使わない手はないですよね。
最短最速で合格できて、さらに受講料キャッシュバックなんて、いまの測量士補受験生うらやましすぎる。(笑)
 

 

必要な学歴からみる土地家屋調査士測量士補の難易度

土地家屋調査士試験は、受験資格に学歴の制限がありません。

測量士補試験も同様に、受験資格に制限がありません!!

 

2つとも、中卒でも大卒と同じ土俵で戦える、まさに実力勝負の資格試験です。

 

学生・フリーター・専業主婦、だれでもOK! 学歴不問の国家資格

資格取得後は、学歴など関係なく、あなたの実力で仕事ができるのが「土地家屋調査士」の魅力!!

 

合格してしまえば最終学歴ではなく「土地家屋調査士」という肩書で仕事をするので、これまでの評価は関係ありません。

 

独立開業して働くだけ働いて年収を上げるも良し、空き時間だけ仕事するも良し。

あなたのライフスタイルにあわせて仕事を調整できます!!

 

もちろん独立しなくても、土地家屋調査士事務所や最近増えている土地家屋調査士法人などへの就職はしやすくなります。

 

最近は、独立する場合でも、その前に一度就職して実務を身につけてから独立するというパターンも多いです。

 

求人募集サイトで「土地家屋調査士」と検索すれば、求人はいくらでもあります。

合格後に一度就職したい人は検索して待遇等を調べてみましょう。

働き方をイメージできます。

 

土地家屋調査士を持っていなくても、土地家屋調査士を目指している学習意欲がある人材が欲しい企業もあります。

勉強をしながら求人もチェックしておけばモチベーションも上がりますよね!!

 

 

 

土地家屋調査士の本当の難易度

先に解説した通り、土地家屋調査士は約600時間の勉強で最短合格できる資格です。

 

社会人として日々働きながらも「独学」で合格可能です。

 

土地家屋調査士は独学で合格可能

600時間で合格できると仮定した場合、

 

ポイント

 

600時間 ÷ 10カ月 = 60時間/月(2.0時間/日)

10カ月時間が取れれば一日2.0時間で合格できる計算。

 

2.0時間程度なら通勤時間や昼休みを使えば難しくないでしょう。

動画テキスト等を使ってスキマの時間や休日に少しづつ勉強していけば達成できます。

 

また、資格予備校に通うと授業でわからない点を直接講師に質問できたり、学習スケジュールを組んでくれるので、独学合格する自信がない受験生は予備校通学も一つの選択肢となります。

 

不動産登記法」を中心に勉強する

 

この試験全体の核となる「不動産登記法」の学習に集中します。

試験問題の8割以上が「不動産登記法」に関する問題です。

まずは「不動産登記法」を攻略すれば、

択一式・記述式ともに、合格基準点に達することができます。

これが土地家屋調査士試験に最短合格するための最重要ポイントです。

 

土地家屋調査士の就職の難易度

土地家屋調査士の関連する就職先は、

測量会社や土地家屋調査士の事務所が多いです。

求人情報を検索していただくとわかると思いますが、

常に募集されている状態が続いています。

土地家屋調査士会の求人募集サイトや、

土木や測量の業界情報誌から求人情報を見つけることもできます。


大規模な調査士事務所や測量会社であれば、社内に土地家屋調査士が所属しています。


就職して数年実務経験を積んだ後に、個人で独立開業するということもできます。

 

小規模の事務所を開業したあとに、他の土地家屋調査士が社員になって法人を作り、

より大きな仕事を受注していくという道もあります。

さらに、司法書士行政書士と共同で事務所を開くケースもあります。 

 

就職→独立開業という選択もできることが、

この土地家屋調査士の魅力ですね!!

 

 

土地家屋調査士の独立の難易度

 

どの業界でも同じですが、

土地家屋調査士」という資格だけで仕事をもらえる時代は終わりつつあります。

 

ただ、こんな時代でも、仕事が途絶えず、年収1000万円をこえる土地家屋調査士がいるのも事実です。

 

こうした今の社会に必要とされる土地家屋調査士は、いったい何が違うのでしょうか?

 

その答えは、「専門領域」を持っているかどうかです。

 

専門領域を作り出すために、司法書士行政書士宅建士等とのダブルライセンスを狙う土地家屋調査士も増えています。

 

例えば、司法書士を取得することで、表示に関する登記から権利に関する登記まで、ワンストップで請け負うことができるようになります。

 

測量の経験がある土地家屋調査士は、筆界トラブルのある土地の境界確定を得意領域とすることで仕事が舞い込んできます。

(わたしはこのケースになります。わたしの測量会社には、よく土地家屋調査士の先生方が土地測量の相談に来ます。)

 

このように、

今の時代でも稼げる土地家屋調査士は、自分の強みを調査士の仕事に活かして、より広く社会の役に立っているのです。

 

 

土地家屋調査士の難易度まとめ

総勉強時間600時間ほどで取得できる土地家屋調査士コスパは非常に高いです。

企業への就職はもちろん、みずから「独立開業」まで可能になるのですから。

 

勤め人のサラリーマンにとって、今後の働き方の可能性が無限に広がる資格。

それが「土地家屋調査士」の最大の魅力なのです。

 

 

 

測量士・S

わたくし「測量士・S」は、

測量業界に転職する際に測量士補を取得した後、

激務といわれる現場で働きながらも難関である測量士を取得しました。

この経験を活かし、独学合格するためのノウハウを公開します!!

現在サラリーマンとして働きながら、土地家屋調査士で独立開業計画進行中!!

さらに知りたい情報があれば「お問い合わせ」から連絡いただければ記事を書きます!!

 

 

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出典:「土地家屋調査士試験」(法務省)(http://www.moj.go.jp/shikaku_saiyo_index5.html)を加工して作成
出典:「測量士・測量士補国家試験及び登録」(国土地理院)(https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/SHIKEN-top.htm)を加工して作成
出典: e-Gov法令検索 (https://elaws.e-gov.go.jp/)を加工して作成