R2-15登記記録
次の「登記記録」の中の( ア )から( オ )までの空欄に後記の「語句群」の中から適切な語句を選んで入れると、敷地権付き区分建物の登記記録となる。( ア )から( オ )までの空欄に入れるべき語句が含まれないものは、後記1から5までのうち、どれか。ただし、同一の文字の付された空欄には同一の語句が入り、異なる文字の付された空欄に同一の語句は入らないものとする。
1 使用貸借権 敷地権 地上権
2 分割 新築 1階
3 敷地権消滅 1階建 1階部分
4 変更 非敷地権 平家建
5 一部抹消 1階 1階部分
ア 1階建
・一棟の建物が3階建であるところ床面積が1つの階層のみを表示
→当該区分建物は,縦割りの区分建物ではなく、一棟の建物を階層で区分または細区分した場合にあたる
→1階部分にある専有部分の階数は「平家建」でなく,「1階建」と表示
イ 1階部分
・一棟の建物を階層で区分または細区分した場合
→床面積の各階の表示は「1階部分」と表示
ウ 地上権
・敷地権とは,敷地利用権のうち,登記された所有権、地上権または賃借権であり,分離処分が禁止されているものをいう(法44条1項9号)
→選択肢にある使用貸借権は区分所有法に規定された敷地利用権だが、登記できないので、敷地権とはならない
エ 敷地権
・敷地権の目的である土地1筆ごとに,符号,敷地権の種類,敷地権の割合,原因及びその日付を記録する
→登記原因及びその日付は「年月日敷地権」
オ 変更
・令和2年11月25日に区分建物区分登記がされている
→原因及びその日付「③年月日変更」